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発掘品その7 「5プログル」

 細長いダンボールの箱には、こんなシールが。
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 箱を開けると、中から硝子瓶に詰まった5%グルコース液が出てきた。今の点滴なら、針が直接刺せるように、蓋はゴムになっているのだが、これはまるで巨大なアンプルのよう。
 500ccの液体を500ccが入る注射器で、注射される図を頭に描いてみる。
 これは絶対拷問だ。特に脂肪に隠されて、血管の見えない私の腕なら、いくら太い注射針でも、かなりの長い時間動かずに耐えなければいけないだろう。
 点滴なら、痛くない気がするのだが、注射器となると、なんだかずっと痛そうに思える。
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 注意書きの紙の間から、懐かしいハート型のアンプルカッターが出てきた。
 実用新案だったらしい。この会社、ずいぶん儲けただろう。

 注射は苦手である。今日も検診の採血をされている間、横を向いていた。
子供の頃は、父が小児科医なのを利用して、学校での予防接種は可能な限り逃れていた。
今だって、インフルエンザの予防接種はしたことがない。


 しまった、こんなブログ書かなければよかった。
 今晩は、つるっぱげの丸眼鏡の白衣を着た先生が、うれしそうに特大の注射器を持って、駆血帯を巻かれた私の腕に、まさに極太の注射針を刺そうとしている、そんな悪夢を見そうな予感がして、寝るのが怖い。

by mobiliantichi | 2008-09-25 22:33 | 古民家修復  

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