ハイド記念館
今回の旅の目的は、ヴォーリズ建築を見ること。近江八幡はヴォーリズが近江兄弟社を作って、暮らした街。沢山の建物が残っている。まずは中を見学できるハイド記念館へ。
数年前までは、実際に幼稚園として使われていたこの建物。子供の高さに合わせた作りが、随所に見つけられる。
幼稚園の子供達のための椅子。それがこの建物になんと似合うことか。
記念館となってから置かれたこのトランクは、ヴォーリズがアメリカから実際に自分の荷物を運んだもの。イニシャルも残っている。この中に、何を詰めて、日本に着いたのだろう。まさか日本に沢山の学校や邸宅を作り、メンソレータムを売り、日本人となって、生涯を終えるとは思っていなかっただろう。
今回、沢山のヴォーリズ建築を見たけれど、ここが一番。なぜなら、ここには子供達と楽しく遊ぶヴォーリズ夫妻の笑顔が残っているから。そんな気がする暖かい建物だった。
by mobiliantichi | 2010-09-23 20:52 | 国内旅行