一応、嫁入り前
大正生まれの千代さんは、お裁縫が大好き。
千代さん:「出来合いの物は、化繊の綿なんかが入っていて、ねえ。私の作るのはずっと暖かいよ。嫁入り前の娘さん用には、可愛く作るよ。」
私:「私も欲しいなあ。一応、嫁入り前のでお願いします」
そして1か月。千代さんは風呂敷包みを持って現れた。何度も「赤いのも考えたんだけどねえ。」と言いながら、、、。
すみません。気を使わせて。
嫁入り前だけど、娘さんではありませんでした。
ありがとうございます。
この仕付け糸、抜きたくないなあ。
でも千代さん、これから暑くなる季節。
暖かさを試すのはちょっと先になってしまいますね。
by mobiliantichi | 2010-06-26 23:38 | 手工芸