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Savignacのポスター


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 幸せになれる明るい色調の絵が好きだ。だからサヴィニャックのポスターが好き。

 これは1950年代のタバコのポスター。禁煙が叫ばれる今の時代、タバコのポスターはなかなか売れないそうだ。

 20歳の誕生日の前日、やっておかなければと思い立ち、タバコを買いに行った。当時流行っていたメンソールのタバコなら、きっとはっかの香りで美味しいに違いないと思った。
 当時は親と同居していたので、自分の部屋でこっそり試してみることにした。しかし、もちろんライターはないし、マッチもない。机の引き出しを捜して、高校生の時、化学実験部で作ったお手製のマッチを1本見つけた。そしてタバコを銜えて、マッチの火を近づけてみる。
 つかない。そのうちマッチの煙にむせて、火も消えて、私の法律違反は未遂に終わった。
 
 タバコに火を着けるためには、大きく息を吸い込まないといけないなんて、知らなかった。
そして、そんなことも知らない、と思われるのもしゃくだったので、その後タバコを試したことはない。

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by mobiliantichi | 2008-07-06 08:41 | アンティーク  

発掘品その3 「自動車講義」

  廃屋の大掃除の時に「紙物は売れないし虫がわくから焼却したほうがいい」と言われて古本はほとんどは焼いた。畑の真ん中で焚き火をしていたらいろんな人が見に来て、気にいったものは拾っていった。その中で知らないうちに師匠が拾っていたものが「自動車講義」。数ヶ月たって、師匠はその時燃やさずに持って帰った古本の存在を明かした。
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 大正7年3月3日初版でこれは昭和2年の訂正十版である。
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d0147727_11512377.jpg 内容は自動車構造学、自動車駆動機学、自動車着火法、自動車操縦術、自動車修繕法、電気学、機械学などなど。乗用車の種類について見てみる。乗用車は使用目的に従い色々な種類があり、旅行用車は前に二人、後ろに三人、ツウリング カブといい、漫遊車と訳すべきもので、日本では幌型という。ロードスターに天蓋をつけるとクーペ、幌型の上に箱を附し、運転手の座席には横に硝子窓無き時これをリムジン、窓があるとベルリン、、、、。


 きっと車の好きな人には構造図面が面白いのかも知れないが、私には全く意味不明。ただメルセデス型という言葉が興味を惹いたので載せてみる。
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 東京の教習所の教本らしい。大正モダンな表紙がおしゃれだ。
 祖父は慶應ボーイだったから東京で自動車免許を取ったのかもしれない。でももちろん祖父が運転したところを見たことはない。母に確認すると、祖父はそんな性格ではないから、曽祖父のものだろう、と言う。 問題集つきである。曽祖父はこんな勉強もしていたのか?恐るべき明治の男である。
ひ孫の私は20年来のペーパードライバー。熊野移住にむけ、教習所に通う予定ものびのびになっている。スピード恐怖症だ。母も私も熊野の家に今まで車が置いてあるのを見たことがない。そして、今でもまだ熊野には車がない。

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by mobiliantichi | 2008-03-02 13:16 | アンティーク  

修復の修了は

 「こんな田舎に当時モダンな洋館を単なる医者が建てることができたのは、だれか建築や洋館に詳しい人間の助言があったのでは?」 その疑問は最もだ。ここは紀伊半島の先っぽで、昭和30年代でも完全には電車は開通しておらず、今でも唯一の電車はディーゼルの単線だ。

 もし助言者がいるとしたら、西村伊作以外には考えられない。明治17年に生まれた伊作は幼少期を徳太郎と同じ下北山村で過ごし、25歳で4ヶ月間ヨーロッパからアメリカを旅行している。その後、民家や教会の設計を手がけたり、文化学院を設立した。
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 伊作と徳太郎は親戚で、この病院の開院祝いには、伊作から下北山の風景を描いた油絵が送られた。 その絵は長い間待合室正面に飾られていたが、廃院してからは母屋の蔵に仕舞われていた。そのためこの絵は新しく発見された伊作の作品として、数年前に鎌倉と和歌山で開かれた「西村伊作の世界」展に出品された。それ以来、和歌山県立近代美術館に預けてある絵。この絵を引き取り待合室の元の場所に戻すことができたときに、この家の修復は修了する。
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by mobiliantichi | 2008-01-17 21:23 | 古民家修復