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グラッパの街

 気持ちよく晴れた日にグラッパという名前の街に行った。ここでできたお酒はイタリア中で好まれる食後酒になった。街にはグラッパ博物館があり、いろいろな形の蒸留するための器具が飾られていた。d0147727_603866.jpg
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 川には有名で美しい橋が架かっている。d0147727_5503923.jpgd0147727_5535282.jpg

d0147727_5552989.jpg こんなきれいな街にも戦争の爪あとが残る。橋はよく映画でも大きな戦いの舞台になっているように。

d0147727_5493129.jpg この木がきちんと剪定されているのは、この木に吊るされた兵士を悼んでのことだという。それぞれの幹には兵士の写真と花が添えられていた。

 平和な今、私はこの地方の特産で旬のアスパラガスを使った美味しい料理を食べ、なんとも愛嬌のある、でもきっと犬社会ではいじめられている?ぶち犬に出会った。ばか殿。
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by mobiliantichi | 2008-04-28 06:49 | 海外旅行  

再会は

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 数年ぶりにArezzoの骨董市に行った。今回の旅の目的の1つは再会を約束した彼女に会いに行くことだった。ルーマニア移民でArezzoの骨董市で中心の広場に出店する力を持っていた彼女が、今どうしているのか。イタリアでも骨董業界は不況のようで、骨董市の規模も年々縮小し、新しい物を仕入れる力のない業者が増えているという。
 その日は曇りで時折雨が降った。彼女の噂を少し聞いていた私は広場へ行くのをためらい、通りのたくさんのお店を覗いた。

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 広場は一部を修復工事で使用できなくなっているにもかかわらず、空きスペースが目立つ。前回来た時はたしか場所取りのせめぎあいのような状態だったのが、今年は広場の真ん中に立ってぐるっと見回すと、全部のお店を見ることができるくらい余裕ができている。d0147727_15581511.jpgd0147727_15584059.jpg
 そして見覚えのある椅子を見つけた。彼女の言葉が思い出された。「椅子を買うなら桜かくるみにしなさい」 日本でアンティーク家具を買い始めたばかりの私はどちらの材でできた椅子も見たことがなかった。そして彼女がこの椅子を見せてくれた。この広場で。
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 常にタバコを指に挟みながら歩き回る彼女をしばらく遠くから眺めていた。なにか買えるものはないか? 彼女の専門はアイアンと石、それに家具ではとても買えない。雑貨の類も少しは飾ってあるのだが、、、。移民の彼女には年金もない。新しい物を仕入れるための人材、お金もない。生活に疲れた彼女の周りのそんな雰囲気に、私は結局再会の約束を果たすことができなかった。
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by mobiliantichi | 2008-04-27 16:43 | 海外旅行  

Torre di Bellosguardo

 1ヵ月のイタリア旅行から帰ってきてしまった。相変わらず運に恵まれた旅行だった。これからしばらくはこの旅行の写真を御覧いただこう。
 今回の旅ではほとんどの宿はキッチン付きで、自炊が基本だった。しかし、旅の後半に2泊ずつ2回分のホテルを日本から予約していった。どちらも雑誌を見て気に入った古い建物を改築したもの。
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 旅の最終地点は花の都フィレンツェ。ここでの2泊は小高い丘の上のホテル。その歴史にはMedici家の名前も出てくる13世紀に建てられた貴族のhunting lodge 。16世紀に修復され、1913年には再度、庭を含めた修復が行われている。
 一人旅のため、もちろん部屋はシングル、ということはたいてい屋根裏部屋である。
ここでもとてつもない豪華な天井のフレスコ画のロビーでオウムに出迎えられ、小さなエレベーターに乗って最上階まで行き、さらに階段を登った。d0147727_1711984.jpgd0147727_17141294.jpg
重い荷物はポーターにまかせて。
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外は雨、天窓のある明るい部屋に充分満足して、館の中の探検に早々に繰り出した。
いままで映画や資料館などでしか見たことがないような家具や天井の部屋に普通に入って写真を撮ることができた。興奮して、部屋に戻るとなんと雨漏り。たいしたことはなかったのだが、一応フロントに連絡したところ、雨漏りを確認して部屋換えになった。

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そして案内されたのがなんだか凄い部屋。興奮と恐怖心でなかなか寝付けない。結局その晩はテレビを付けて、部屋中のスタンドを付けて眠った。広すぎて、高い天井の飾りが重苦しくて、年代ものの家具には何かが宿っているようで。
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 それでも翌日にはすっかり慣れて写真をひたすら撮る。多分この部屋には2度と泊まることはないだろうから。
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 この部屋は窓からの眺めもすばらしい。子供の頃に読んだ物語では、塔に閉じ込められたお姫様は多分こんな窓から外を眺めていたのではないか。 

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 庭師に管理され、季節の花が咲き乱れる庭園からはドゥオモ、ウフィッツィ、ピッティ宮が一望できる。観光客であふれた市街にわざわざ出かけるよりも、妙に人懐っこい黒猫と一緒にフィレンツェの街を眼下に眺め、サンルームで朝食を取り、私はのんびりと旅を締めくくった。d0147727_17102773.jpgd0147727_2004879.jpg 
室内プールもあることを知っていれば水着を持っていったのだが。

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by mobiliantichi | 2008-04-22 21:06 | 海外旅行