カテゴリ:アンティーク( 174 )

 

Non ho gusti estetici

  No ho gusti estetici. 美的センスがない。
 高校の美術の授業で抽象画を描け、と言われて、海に泳ぐ魚の骸骨を描いたら、「幼稚園児レベル」と言われ、大学で付き合いで美術部に入って裸婦デッサンをしていたら、顧問の画家の先生に一言「狂っている」と言われてすぐ退部。 
  大江戸骨董市で出会ったパリ在住のR氏。ブログで買い付けた品々を紹介されているのだが、その写真と解説がすごい。あこがれてしまう。恵比寿にお店を開かれたので、何度か通って1枚のお皿を手に入れた。R氏のブログをお手本にしてちょっとがんばって写真を撮ってみる。d0147727_22152877.jpg
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 松ぼっくりを入れてみる。 なんだかてんこ盛り。そんな時、甲府の出張で小さな葡萄の蔓をいただいた。
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 なんだか葡萄が主役になっているけど器のあたたかさ少しは伝わっていないだろうか。
うーん今一つ。こういうときは接写に頼ってみる。


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 だいたい今でもカメラとかデジカメとかじゃなくて写真機とつい言ってしまうレベルである。ブログに写真を載せるのはとっても大変。大仕事になる。

 それまであまり興味が無かったアンティークの食器。銀器も、古伊万里も、スージークーパーも装飾過多に感じた。でもこのお皿、もしかしたらこれからちょっとはまってしまうかも。そんな気がしておそろしい。
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by mobiliantichi | 2008-02-13 23:47 | アンティーク  

大和の骨董市

 東京にも雪が深々と降っている。今日の大江戸骨董市は中止になったらしい。
 
 大和の骨董市は師匠お勧めの骨董市。でも開催日が第3土曜日と決まっていて、いつも私は仕事があり、行きたくても行けなかった。だからたまたま仕事が無かった冬の日、大和経由で熊野に師匠とトラックで行くことにした。それまでに東京で熊野用にそろえたものや骨董市で買ったものをそのまま熊野に運ぶのだ。骨董市は早朝が勝負。師匠は毎月4時ころには行っている、(もちろん朝)とおっしゃるが、私は家から始発に乗って行っても早くて8時が精一杯。大和の駅で待ち合わせることになった。そしてその日は今日のような雪が降っていた。
 さすがの大和もその日はお店もまばらで、もちろんお客もほとんどいない。見せてもらう約束になっていた古い陶器のコンセントを購入した後はマクドナルドで朝ご飯。出店者の一人であるA氏はこの雪でこれから熊野に行くなんて今日中には着かないだろう、と脅かす。とっても不安な朝だった。


d0147727_1131094.jpg  大和にはその後3回ほど行っただろうか。相性が悪いようでなぜかいつも天気が悪い。それでもやはり雪のちらつく昨年3月に、お気に入りの一品を発見した。購入にはいたらなかったけれど写真を撮った。 そうこのPANDAである。鮭を銜えているから元は木彫りの熊だったはず。ツートンカラーに塗られてしまったらしい。その時ふと熊野の家にも木彫りの熊がいるのを思い出した。ちょっといいかも。
 
d0147727_1153171.jpgそう彼である。身の危険を察知したらしく、部屋の隅に避難中だ。まだベジタリアンになる心の準備が出来ていないよう。何十年もくわえたままの鮭を食べずに笹に乗り換えさせるのは不憫なので、PANDA化計画は取り止めにするか。
 ところで極小未熟児で産まれるパンダの赤ちゃんの皮膚がちゃんとツートンカラーなのを皆さん知ってました?
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by mobiliantichi | 2008-02-03 12:14 | アンティーク  

発掘品その1 「純正哲学部門 妖怪学」

 修復作業の第1段階は廃屋内のごみの清掃だった。その作業中に色々なものが発掘された。この病院の絵葉書、曽祖父の写真、各種薬品、手術機材、白骨 etc
 医学書に混ざってこんなおどろおどろしい教科書も見つかった。d0147727_21563340.jpg
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 何冊かあったが、1冊だけ残した。これは明治30年の3版だ。医学部でこんな授業もあったのか?内容は今でいう占いだ。陰陽、占星、運気、夢占、八卦、五行、厄年厄日などという単語が目次に並ぶ。その中の相法篇。相法総論、物理的説明、心理的説明、面相論、西洋人相術、五體の相貌、人相結論とつづく。
 犯罪の種類により顴骨、腮顎、面色、眼目、口唇、鼻の特徴が表になっている。詐欺士は頭は逆立ち、顎は普通で顔色は美白唇は薄く小さくなどなど。賭博士は黒光する顔に小さい口に突き出した上唇で鼻翼は下がる。なぜか別表に道徳狂の人相もある。道徳狂って?
 しかし、漫画でもし詐欺士や賭博士を描くとしたら、そんな人相になりそうなのは、実際に当たってるのか、それとも日本人の潜在意識にこの人相学が刷り込まれているのか、、。

 和紙に墨で書いた講義ノートも多数発掘されたけれど、この講義を聞いて曽祖父がどんなことをノートに残したか。知りたいような知りたくないような。でもこの講義一度は聞いてみたい。
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by mobiliantichi | 2008-01-31 22:47 | アンティーク  

I miei primi antichi

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 女子高に通っていたころ、仲の良かった友人に誘われて原宿に日本に初上陸した流行りのフローズンヨーグルトを食べに行った。それから昔のクレヨンハウスに絵本を見に行く途中で、古いマンションの1室にあるおしゃれなお店に入った。今は表参道ヒルズになってしまったあの場所で、私は始めてのアンティークを購入した。
 その頃一ヶ月のお小遣いは5000円。だから3枚のコースターを買うのもかなりの思いっきりがいった。何に使うでも無いものを買う、という行動になんだか大人になった気がした。左利きでイラストが上手でドイツ文学や童話が好きな彼女に、背伸びして私もちょっとは違いがわかる大人と思わせたかったのかも知れない。

 家に帰ってすぐに汚れないように本のカバー用の透明のビニールを張った。
そして数十年たった今でも、この3枚のコースターを見るとあのころの、自信のない、中途半端な自分を思い出す。
 これが私の first antiques     I miei primi antichi  である
 
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by mobiliantichi | 2008-01-29 22:57 | アンティーク