カテゴリ:古民家修復( 130 )

 

ショック!!

 ずっとはっきりしない天気が続いていた熊野。ほとんど毎日曇りで、1回は雨が降った。だから洗濯は部屋干しだった。久し振りの快晴の週末、母屋の奥にある物干しに洗濯物を干しに行って、見つけたのは、、、、。
d0147727_20331497.jpg

 いったいいつ崩れたんだろう。確かに今年の梅雨の雨は、夜中に豪雨や台風なみの強風となった日も多かった。それにしても100年近く持ちこたえていた石垣がこんな無残な姿になるなんて。
d0147727_20333312.jpg

 困った時は大工の亀さんに電話。亀さん、休みの日だというのに、駆けつけてくれた。本当に亀さんがいなかったら、熊野の家の管理人の仕事は私には勤まらないだろう。石垣の向こうには線路があるし、このままだと雨でもっと崩壊が進むだろう、ということで、とにかく応急処置を施すこととなった。
 生まれて始めて、亀さんの指導のもとで、土嚢作り。両端には紐で丸太を縛り、重しにする。風でビニールシートが飛んで、電車にでも事故を起こさせたら大変なことになる。
d0147727_20294895.jpg

 この石垣は、いろいろな方から誉められたものだったので、なんとか修復したい。とにかく植物の根がいけないということなので、草木が生えないように工夫しないと。崩れていない部分だって、いつ何時崩壊するか解らないわけで。石垣修復の匠をご存じの方がいらしたら、ご紹介ください。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-07-13 20:51 | 古民家修復  

和室の備品

和室の修復では基礎までシロアリに喰い尽されていた床を新しく貼って、琉球畳もどきを敷いた。d0147727_21302742.jpg
d0147727_21305095.jpg

 その和室にあるのは、思い出の品々。d0147727_21521540.jpg
d0147727_21314784.jpg

 母の刺繍に叔母の絵。母屋から持ってきた小さな棚には、蔵にあった漆のお盆を飾った。
のれんは徳島を旅行した時に買ったお気に入りの藍。d0147727_21523056.jpg
 文机も蔵にあったもの。洗っただけで、実はこれも修復未完成品。上に敷いてあるのは熊野の木綿。スタンドは暗室にあった発掘品を磨いて、コードを取り換えたもの。笠は骨董市で気に入りが見つかるまで、実験で使った今の物で代用。

d0147727_21324491.jpg
 御座布団も熊野の布団屋さんのオリジナル。
d0147727_21351769.jpg
 もちろんクマもここの発掘品。

 4畳半の小さな唯一の和室の備品は、ずっとこんな感じ。

[PR]

by mobiliantichi | 2009-07-01 22:07 | 古民家修復  

色で選ぶと青になる

 洗面所にどうしても付けたかった。憧れのタオルウォーマー。
 ヨーロッパのホテルとかに行くと、バスルームによくあるやつ。
 新宿のタイルを売っていたショールームで見かけた。
 カタログを取り寄せたら、色も形も大きさも本当にたくさんあってうれしくなる。
 でも、私、沢山ありすぎると決められない。
 ショールームにも行って、担当者と話し合いをして、、、、、。

 結局 ちょっと明度の違う2種類の青を選んだ。
 背の高い方は、トイレの目隠しも兼ねている優れもの。(一応私のアイディア)
 担当者には、「くれぐれも暖房器具と思わないでほしい」と言われたけれど、
 この隙間風びゅんびゅんの部屋でも、この2つのおかげで寒くない。
d0147727_20274183.jpg
d0147727_20303893.jpg

 本当は全館をこの暖房で、ガスでセントラルヒーティングにしたかったのだが、
 それにはかなりの工事と予算が必要と言われた。
 もし他の部屋に付けるなら、緑や黄色なんかも選べたのに、残念。d0147727_2028868.jpgd0147727_2028277.jpg
d0147727_20291584.jpg


 青で統一したトイレ 兼 脱衣室 兼 洗濯場。
 唯一の効かせ色は、うがいのコップの黄色。
 センスレスの私は、こういう単純は色合わせから、なかなか脱却できない。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-05-20 21:00 | 古民家修復  

オリジナルとは違うけれど

d0147727_21265519.jpg

 大和の骨董市でついに見つけた。よくこれだけ汚れが付いた状態のままで、売るものだ。
 「汚れ付きで1500円」と言われたので、汚れはいらないから、と応酬したけれど、まけてはもらえなかった。

石鹸で洗うと、、、、、。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-05-12 21:56 | 古民家修復  

格子

 久々の修復記録。
 元々、窓の外に格子が着いている場所があった。
 それは母屋へと続く道の部分で、中の部屋でいうと待合室と応接間で、西側だった。
d0147727_10351797.jpg

 部分的に傷んでいるところを補修して、ペンキを塗った。
d0147727_10391575.jpgd0147727_1036141.jpg
d0147727_10361481.jpg

 さらに元々は格子のなかった北西の場所にも、亀さんは同じ格子を作り、北東の2部屋は金属製の格子にしてくれた。
d0147727_10382351.jpg
d0147727_10354139.jpg


 雨戸の着かない構造だったので、きっと人の通りの多い場所には、格子をつけたのだろう。
 いかにも病院、という感じだという人もいるが、私は結構気に入っている。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-05-09 11:05 | 古民家修復  

連休の成果

d0147727_21561238.jpg
 実は仕事場でいただいたのは、棚2個だけではなかった。
 捨てる予定で廊下に置いてあった机。
 ついでだからこれも貰ってきた。
 確かにかなり汚い。
 まずは外での汚れ落としから。
 有害な薬剤を使うから、なるべく外で、完全装備で。
d0147727_2157657.jpg
d0147727_21573586.jpg

 ちょっとは落ちてきたけれど、まだ先を遠い。d0147727_21581560.jpg
d0147727_21591372.jpg

 すっぴんになったところで、一晩家のなかで放置。夜になって突然思い立って、ステインを塗る。d0147727_2203381.jpg
 シェラックはまた外で。このあとはワックスなんだけど、熊野に持ってきてなかった、、。
 今回は東京に置きっぱなしにしていた、師匠の修復講座受講ノートを持ってきて、一応それを読みながらの作業。改めて読み直してみると、結構ちゃんと教えてくれていたことがわかった。(今頃すみません、師匠)

 さて皆さん気がつかれただろうか。土間の変化を。いつまでたっても固まらない土間に、ホームセンターで砂利を買ってきてちょっとずつ撒いてみた。今のところ評判は上々。

[PR]

by mobiliantichi | 2009-05-04 22:17 | 古民家修復  

また有名変人に

 新しい職場でもまたやってしまった。
 それは朝の会議に向かう時。
 事務長さんに朝の挨拶をした時に、廊下に「捨てる」と張り紙された棚を見つけてしまったのだ。
 じろじろ見つめる私に優しい事務長さんは「欲しいですか?」
 元気に大きくうなずいて「はい!」
 「ではお届けしましょう」「いえいえ車に積んできます」「いえいえ軽トラで運びますよ」
d0147727_2015257.jpg
d0147727_19563930.jpg

d0147727_1957187.jpg そして軽トラの手配ができるまでの数日間、その棚はみんなの通る廊下に置きっぱなしとなった。大きく「予約済み」と張り紙されて。それ以来、前の職場同様、知らない人からも声をかけられるようになった。「あれ、ペンキぬるんですか?」「まあガラスはいいけどねえ」「家にもあんなのありますよ」etc、、。
 そして数日後に軽トラに背広姿で運んでくれた事務長さんは、「捨てるにもお金かかりますからありがたいです。」なんて優しい言葉をかけてくれた。

d0147727_19522881.jpgd0147727_19531226.jpg
d0147727_2054944.jpg

 汚れた塗装をはがして、ステインを塗って、ちょっと綺麗になった棚は、無事に暗室に収まった。
 ほんとは引出の取っ手を変えたり、もう少し綺麗にするつもりだったのだが、ちょっと中断。
 連休の来客のために、作業場と化していた正面玄関をなんとか片付けないといけなかったから。
 この棚のおかげで、収納力が大幅にアップしたので、また食器を買うことができるようになった。
 その事実が実はとっても恐ろしい。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-04-27 20:50 | 古民家修復  

Che cos'e ? ⑥

 マークの入っているものはあまり持っていないのだけど、
 さて、これなーに?
d0147727_1944772.jpg


 たぶんこんなマーク、みなさん見たことないのでは。

実は
[PR]

by mobiliantichi | 2009-04-01 19:39 | 古民家修復  

春分が過ぎるとうれしいこと

d0147727_2042856.jpg 私は完全な朝型人間。明るくなると目が覚める。
 目覚まし時計は持っていない。
 晴れた日の朝は、どんな季節でも最高に幸せ。
 これからはどんどん明るくなるのが早くなるから、仕事前に熊野の朝を堪能できる。
 お洗濯、お弁当作り、雑草退治、それに写真撮影。
 気持ちいい朝を有効に使いたい。
d0147727_2051128.jpg
d0147727_2054076.jpg

[PR]

by mobiliantichi | 2009-03-24 20:33 | 古民家修復  

スイッチコレクション

 もともと建物ができた当時は、ここには電気は来ていなかったようだ。建った当時の写真では、門柱の上に立っているのは、ガス灯に見える。実際に建物の壁にスイッチは1つもなく、天井の照明は、ソケットからたれ下がっている紐を、引っ張ってつけ消ししていた。コンセントも天井から配線した後付けのようだった。

 だからスイッチはアンティークショップや骨董市で探したもの。
d0147727_1904083.jpgd0147727_1905316.jpg
d0147727_191954.jpg

 2つ同じスイッチが手に入った時は、並べて取り付けた。少し離してみたり、d0147727_1912585.jpg
d0147727_1914440.jpg

 ぴったりくっつけて取り付けてみたり。d0147727_191584.jpg
d0147727_1922350.jpg

 このスイッチはスペインのもの。麻布十番の猿山で見つけた。本当はもう足りていたのだが、このスイッチを付けたいために、新たに配線を追加した。d0147727_193779.jpgd0147727_1932049.jpg

 番外d0147727_1933525.jpgd0147727_1935320.jpg

 陶器のコンセントは大和の骨董市で見つけたもの。
 柔らかい白がいい。

d0147727_19231977.jpg
 これはここで使われていたコンセント。
 廊下の壁に外配線で、碍子を使って、取りつけた。
 
 準備期間がもっとあったら、もっとたくさんの
 スイッチ、コンセントをコレクションして、この家はスイッチだらけになっていたかも。

d0147727_19234947.jpgd0147727_1924371.jpg

[PR]

by mobiliantichi | 2009-03-10 19:48 | 古民家修復