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カテゴリ:古民家修復( 130 )

 

まだまだ続きます。

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 bokuのtempo libero を見て下さっていた皆さま。ありがとうございました。
 廃屋はずいぶん綺麗になり、そしてまたさらに年輪を重ねています。
 今日はこんな状態でした。

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 ちょっとは変化させるつもり。それではあちらでお待ちしています。
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by mobiliantichi | 2011-02-17 19:32 | 古民家修復  

大失敗

d0147727_22272080.jpgトイレの壁の節隠しの修復、もう少し残り物のタイルを貼ることにした。正月休みに脚立に登って、作業をしていたら、お客さん。「はーい」と返事をして出て行くと、それまでやっていたことをすべて忘れた。
 翌日、トイレに座って向かいの壁を見上げると、なぜか一枚のタイルが傾いている。あれ?なんで?そう、ボンドだけ付けて、テープで仮止めするのを忘れてしまったのだ。ずるずると滑り落ちてきたタイルは、そこで斜めにくっついた。
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いまさら剥がせなくて、周りに他のタイルを貼って、目立たなくさせることに。するとなんだかかえってどつぼに嵌まってしまったような。
 
 出るのはため息ばかりなり。
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by mobiliantichi | 2011-01-13 22:42 | 古民家修復  

ちょっと変化したトイレ

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 久しぶりにちょっとした変化。わかります?

 もともと我が家のトイレは水のイメージで青。クジラがいて、乳牛がいる。

 今回、タツノオトシゴと水玉が加わった。
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 実はこの壁、杉板にペンキを塗ったもの。ちょっとあくが出て、シミのようになってきたのが気になっていた。そこで、シミの場所に上から貼っちゃいました。骨董市で見つけた陶器の白い○。あるものでやる、といういつもの思いつきの修復なので、シミ全部には足らず、また何か考えなくちゃ。


 今回の作業で気が付いた。天井の隅に蜘蛛の巣。どうしよう、、、。
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by mobiliantichi | 2010-12-11 21:43 | 古民家修復  

発掘品その13 「図面」

 久しぶりの発掘品シリーズ。
 熊野の家の図面を探していたら、金庫から出てきた図面。でも熊野のどの家ともあわない。どうも曽祖父が下北山村に建てた、最初の診療所の図面のようなのだ。
 虫食いはあるけれど、赤や黄色の色の残った図面は絵になる。
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 もう一枚は妖怪学を学んだ曽祖父らしい図面。この図面、実は結構大きい。どうやって保存したらいいのか、ずっと悩んでます。
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by mobiliantichi | 2010-11-04 21:23 | 古民家修復  

家がつないでくれたもの

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 奈良県下北山村に85年前に送られた、青い目の人形を囲んでの記念写真。
 日米親善のために奈良県には144体の人形が贈られたそうだ。
 和服姿の子供達の中に、一人おかっぱ頭で洋服の女の子がいる。
 どうもその子は私の祖父の従妹らしいという。

 熊野の家を修復して良かったと思うのは、疎遠だったり存在さえ知らなかった親戚と出会えること。

 ある晴れた日曜日。鳥取からわざわざ西村医院を目指していらした、親戚のご家族と初対面。
 曽祖父の妹のお孫さんという。と言う事は母のまた従妹?
 
 その方は、昔、この家の写った写真を見られたことがあり、わざわざ探しにいらしたという。
 お話をするうちに、どうもお隣の家がその方のおばあさんの家ではないか、と気がついた。
 母から、曽祖父の妹はお隣で薬局と旅館をやっていた、と聞いたことがあったのだ。
 我が家に残った写真も探してみる、とお約束しながら、そのままにしていたら、
 先日、この写真が送られてきた。貴重なお写真、ありがとうございます。

 家の記憶。それは実際にそこに住んだ人達だけのものではない。
 その家で暮らした思い出を聞かされた、そんな人たちにとっても大切な宝物になりうる。
 
 この家を修復してよかった。
 家がつないでくれたもの。大切にしたい。
 自分好みに改修してしまった者としては、せめて人の集まる場所にしたい。
 鳥取の皆様、ぜひ今度はゆっくりと、遊びにいらしてください。
 お隣さんにも、家を見せていただけるよう、手配しておきますから。

 

 
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by mobiliantichi | 2010-11-02 07:44 | 古民家修復  

お盆だからかもしれない。

犬は人に、猫は家に付くという。
母屋の床下で、三毛の母猫が2年前に3匹の子猫を生んだ。1匹は白にちょっとだけ茶の斑があって、人懐っこい。もう1匹はトラ猫で、なかなかの美形。最後の1匹は足だけ白で、後は黒。こいつは警戒心が強く、めったに見かけなかった。子猫は大きくなって、母猫とは別行動をとるようになり、この夏は、母猫も子猫も見かけることはほとんどなかった。
d0147727_2191186.jpg 以前から、母猫は扉の前でお座りして、私が扉を開けて家に入る時に、すり抜けて侵入することがあった。私は、食べ物が欲しいのだろうと思っていた。昨年の夏、暑くて扉を開けっ放しにしておいたら、知らないうちに母猫が家に入り、和室の扉の前の廊下に佇み、押し入れを見つめていたことがあった。
d0147727_2163595.jpg 昨日はすべての窓を開けて空気の入れ替えをした。そして玄関から廊下に向かうと、和室の入り口から、黒に白の猫が飛び出して、隣の洋間に逃げ込んで、その窓から外にジャンプ。あの警戒心の強い子猫に違いない。今まで家の中に入ることなんてなかったのに。それに扉は閉めていたから、わざわざ窓によじ登って格子の間から侵入したに違いない。
d0147727_2173951.jpg 実は和室の押し入れには、廃屋の間も蒲団が放置されていたので、床下の穴から猫が出入りして、長い間住んでいたようなのである。古い蒲団を処分する時に、生まれたばかりの子猫と、完全に白骨化した猫を見つけた。それは数年前。
 毎年夏になると、先祖の暮らした場所に戻ってくる猫。彼らにはお盆で戻ってきている先祖の姿が見えているのではないか。あの押し入れを見つめる親子の猫の横顔。私にはそう思えた。
 彼らの祖先からの場所、取り上げるつもりではなかったのだけど。ごめんなさい。
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by mobiliantichi | 2010-08-15 22:14 | 古民家修復  

化粧直し

 廃屋の修復からはや数年。海側の外壁はペンキの剥がれが現れていた。特にアメリカ製の窓枠は、手入れを怠ると、剥がれた部分から入り込んだ湿気が、恐ろしい結果を引き起こすという。日本の湿気は欧米の比ではないし、特にこの熊野は高温多湿で、さらに我が家は海から1分。
 外壁のペンキ塗りは、以前も仕事をお願いしたファンキーなペンキ屋さんに依頼。いつから始めるとか、詳しい話をすることも無く、日々は過ぎて行った。

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そして、大阪旅行から家に帰ってみると、我が家はこんな感じに覆われていた。ペンキ塗りたての壁に体をつけないように気をつけながら、足場の向こうの扉をおそるおそる開けて、なんとか家に入る。そこで電気をつけようとすると、何もつかない、、、。慌てて亀さんに電話したけど、結局は元のブレーカーがなぜか下りているだけだった。もしかして、ペンキ屋さんはここにまだ私が住んでいないと思っているのか?
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化粧直しが終わって、またこの家の新しい1日が始まった。これからの季節は厳しい紫外線、海風、豪雨、台風、頑張って貰わないと。
 そう言えばここの住人は、最近めっきり化粧もしなくなって、(元々化粧の仕方もほとんど知らないのだけど)年齢を顔に刻んでいる。この夏は、せめて日焼け止めでも塗りますか。いまさらだけどね。
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by mobiliantichi | 2010-07-12 20:29 | 古民家修復  

不合格

 80歳を過ぎた男性とおしゃべり。その昔、熊野にあった眼科にかかったことがあるという。もしかして、、、。祖父は耳鼻科医だったので、どうもその男性を診察したのは曽祖父らしい。
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 眼科用の暗室があった場所は、診察室の一角。壁も床も傷みが激しかったので、床は基礎から作り変えになった。
 
 その男性は戦時中、兵隊の試験で目が悪いと言われ、曽祖父にここで「そこひ」と診断され、乙種不合格になった。男性の仲間はみな兵隊になり、九州に送られて飛行機で飛び立ち、戻ることはなかったという。男性は乙種と言われたことを、今でも不満に思っている口ぶりだった。

 歴史を刻んだ家には、思いがけない人の思いがけない物語がある。だから大切にしないといけない。
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 ひいおじいちゃん、あなたが救った命、その人は決してあなたに感謝はしていなかったけれど、私はちょっと嬉しく誇らしく思いました。私ももうちょっと頑張らないと、、。 
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by mobiliantichi | 2010-06-24 21:45 | 古民家修復  

匠の塗油

 苦手な整理整頓をした食器棚。中が片付いたら、食器棚自体の汚れが気になってきた。この棚は、ここにあった薬品棚を洗剤で洗っただけで使っていたもの。
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 油だけでも塗ってみようか、と目立たないところに試し塗り。道の駅で買った「匠の塗油」という植物油。ホントは環染みとかもなるべく落としてからがいいのだろうけれど、いつもの通りに考えるより先に始めてしまう。折角並べた食器はそのままで、今回は見える所だけ塗ってみる。塗ったところと塗ってないところでは、明らかに色が違う。しばらくはこんな感じで。まあいっか。

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d0147727_20452713.jpg しかしその日の午後、恐ろしい事件が勃発。食器棚の横で洗い物をしていたら、首筋になにやらふわり、、、。ぎょっとして手で払ったら、、、、巨大な百足が飛んで行った。油の匂いはアブラムシだけでなくて、ムカデにも美味しい香りなのだろうか、、。しばらくはコーヒーを沢山飲んで、そのカスを置いておくことにしよう。ムカデはコーヒー嫌いと聞いたので。

 ところで、普通の女性は、こういう場合「きゃー!」という悲鳴を本当にあげるものなのだろうか?私、いままでの人生で悲鳴をあげたことがない。ただ無言になるだけ、ここがかわいくなかったのかなあ。
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by mobiliantichi | 2010-05-18 21:29 | 古民家修復  

ドイツ壁

 親ばかである。自分は何もしていないのに、褒められるとうれしくて自慢したくなる。
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お隣に工事に来ていた左官屋さんに褒められたのはこの2つ。
見る人が見ると、いい仕事してるらしい。
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 一つ目は玄関の階段。てっきり石でできていると思っていた。
「石ならこんな風に剥げてきませんよ。叩いて叩いて石のようにするんです。今は神戸でもこれができる職人は何人いるか、、、。」
ホント?そんな代物だったなんて。
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次はこれ。ドイツ壁と言うそうだ。
「自分も自信があったけれど、これはいい。漆喰を竹のヘラで飛ばして付けるんです。ビニールの袋に入れて、ぶつけて付けるなんていうやり方もありますけど。」その方法、ちょっと面白そう。ペンキでやったら前衛芸術になるのでは。
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 「ここは医者の家なんじゃないですか?だいたいそうなんですよ。」はい。その通り。病院でした。
 「壁が崩れ落ちても、これは残るんです。」はい。そうでした。雨漏りで中の壁はぼろぼろでした。
 「お金かけてますよ。」はい。すみません。昔の医者は搾取してました。

 ということで、この2つは修復の必要もなく、昔も今も変わらず、我が家の顔である。
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by mobiliantichi | 2010-05-13 20:10 | 古民家修復