梅雨の晴れ間の日曜日は
本当に久しぶりに、朝から日差しが降り注ぐ日になった今日。こんな日はやっぱり海でしょう。一番近い海水浴場は大泊。ここは車で5分。子供の頃は自転車で通った。昔は絶壁を海まで降りて行かなければいけなかったが、今では道も整備されている。でもせっかくだからもう少し足を延ばそう。
道もかなり広くなったので、行きやすくなった新鹿海水浴場
は、紀勢線でも宣伝されている綺麗な砂浜の海水浴場。ここまでは子供の頃はタクシーか電車で来ていた。だからひと夏に1回か2回。今なら車で20分位。
それにしても、人がいない。今日は本当に日曜日なんだろうか。
今はとても水着が着られる体型ではないので、海水浴場は見学のみで、峠をドライブ。山の上からも海が見える。
そして辿り着いたのは尾鷲の海洋深層水風呂。ここも人がいないので、ちょっと写真撮影。
尾鷲湾を見下ろす露天風呂は酸性のお湯とアルカリ性のお湯。今日もアルカリ性に入ってから、酸性にに入ってしまい、美肌効果は、、、。ここでは、にがり風呂やフィッシュセラピーなんて言うのも体験できるらしい。
お風呂からあがって、ちょっと一休み。丘の上にあるからか風がここちいい。
そしてここに来たら、ランチバイキング。あれ、確かダイエット中だったのでは?なんて野暮なことは言わないで。地元の主婦が作る野菜や魚の料理は体に優しいはず。今日の一押しは鯛のあら煮かな。きびなごの佃煮もなかなかだった。
近くにある熊野古道センターを見学。尾鷲の総ヒノキ造りの建物の中には、いろいろな展示品が並ぶ。今は紀勢本線開通50周年記念展も開催中。亀山モデルの液晶テレビでは、この地方の祭りや言い伝えの映像を見ることができる。
家の前の浜の石の歴史と、家の裏山の石垣の歴史を勉強する。
この地方の言い伝えによると、昔昔、お腹を空かせた いざなぎのみことが、七里御浜で魚釣りをしていたところ、魚の変わりに紙に包まれた小さな穀物の粒を釣り上げた。一粒食べてみると甘くてとても美味しかったので、それを沼に撒き、稲と名付けた。そして日本国中に稲作が始まった、らしい。
昔の人も、ここが発祥の地、という言葉には大きな魅力を感じていたのだと思った。
by mobiliantichi | 2009-07-12 22:40 | 熊野自慢