熊野自慢 その24 「神志山小学校 講堂」
偶然見かけた気になる建物。それは小学校の講堂だった。このピンク、我が家のかつての色と同じではないか。
見てみたい、、。
すると偶然、仕事仲間が仕事帰りに、その講堂で子供達に体操を教えているという。
カギを持っている彼女に、体操教室が始まる少し前に中まで見せてもらえることになった。
相変わらず、私はラッキー。
コンクリートの校舎の奥で、裏はすぐ山。
急な階段を登って、近くで見ると、興奮状態に。柄にもなく、きゃっきゃきゃっきゃしてしまう。
入口を入るとまず廊下。そしてまた沢山の窓。天井の飾りもいい。
跳び箱まで素敵に見える。床はぴっかぴか。ぞうきんがけの賜物か。
小さな舞台。その舞台装置も最高。幕は滑車で開け閉めだ。
舞台裏の細長い廊下。天井には穴。たまらない。
一段高くなった舞台裏から廊下を見下ろす。
照明も、扉ももちろん床板も魅力的。
外にでて、正面に回る。そこにはもちろん小学校の校舎の必須アイテムが。
大玉ころがしの玉、ツバメの巣。
講堂の裏のがけを登ると、道は二手に分かれる。自分が小学生だったら、夢のような冒険が待ち受けていることだろう。
振り返れば講堂は完璧にこの地に溶け込んでいる。
ピンクの壁に白い窓枠。
我が家も今度はそうしてみようか
そしてこの小学校では、敷地内にホタルの飛ぶ小川が流れている。
仕事仲間の2人がこの学校の卒業生で、案内してくれた彼女は、子供達がかつてこの学校で学んだという。なんだかとってもうらやましい。
残念なことにこの学校も、その頃よりもさらに児童数は減少している。
ボランティアの体操教室には、全校児童よりも沢山の小さな子供達が集まるという。
この古くて魅力的な講堂に響く、子供達の笑い声。
熊野はやっぱり素敵なところ。
by mobiliantichi | 2009-06-09 21:41 | 熊野自慢