熊野自慢 その21 「色川茶」

d0147727_22645100.jpg
d0147727_2273891.jpg

d0147727_228032.jpg 毎年、田舎から送られてきた番茶は、東京で普通に売られているほうじ茶とは全然違うお茶で、大好きだった。色川では家の周りにはお茶の木があって、それぞれの家が家族で飲むお茶を作った。
 数年前から放置されていたお茶の木を、今回摘ませて貰った。生まれて初めての茶摘みは、叔母の指導のもとで行った。茶摘みは女性の仕事だったようで、叔母は子供の頃から毎年やっていたという。
d0147727_2282022.jpg 
 手でちぎれる柔らかいところだけを摘む。結構楽しい。摘んだ後は、せいろで蒸して、むしろに広げて揉むという。近くで実際に作業をしている家族がいた。
 私の摘んだお茶はほんの少しだったけれど、叔母は持ち帰って、お茶にしてくれるという。
 せっかちな私は、それまで待っていられないので、大きな缶に入った年代物のお茶を持ち帰った。家族が減った田舎では毎年お茶が残っていたらしい。ほうろくを探してきて、試しに炒ってみる。うーんお茶の香りはしない。やっぱりお茶は、新しい方がいいようだ。
d0147727_2294669.jpg
d0147727_22101259.jpg


 色川茶はこの地方では、有名らしい。父はよく、焼いたお餅に塩をふったお茶漬けを食べていた。子供の頃は、ちょっと物足りなく感じたが、今では私も、なかなかいいと思っている。
 お茶は毎年きちんと茶摘みをしないと、白くなって、枯れていくという。雑草に蔓延られて、白い枝の多くなっていた田舎のお茶の木。来年はもっとちゃんと時間を取って、お茶を作ってみたいと思った。
[PR]

by mobiliantichi | 2009-05-19 22:42 | 熊野自慢  

<< 色で選ぶと青になる 校章 >>