にぎやかな孤独
いままで読んだ本のなかで、一番心に残った文は?
中学の教科書で呼んだ島崎敏樹の随筆。
なぜか珍しく気になって、その作者の本を2冊も買った。
岩波新書の「心の風物詩」と「幻想の現代」
その中にあった「陽気な現代」「にぎやかな孤独」
この2つの言葉がずっと心から離れない。
よく人に「一人で寂しくない?」と聞かれる。
誰もいない家に帰ること、一人旅をすること、全然寂しさを感じない。
私が寂しさを感じる時、いつも回りには沢山の人がいる。
沢山の人がいるのに、自分は一人だと感じる時、とてつもなく寂しい。
だから宴会は嫌い。人ごみは嫌い。コンサートや祭りにも興味がない。
にぎやかな孤独。これが一番恐ろしい。
by mobiliantichi | 2009-04-16 23:56 | 花と動物