頓挫しているもの

 玄関を入ってまっ正面に置かれた家具は、数年前に代々木のアンティークショップで購入した。
(実はその店で、偶然roshiさんをお見かけした)フランスの物なのか、虫食いの穴が沢山あって、朽ちている感じの家具だった。ヨーロッパの暗くて古いお屋敷にありそう、そんなイメージが気に入った。
 そして、熊野でしばらくはそのまま使っていた。
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 さすがにちょっと修復を始めてみようか、と思って師匠に電話。「まず洗剤でよく洗って、汚れを落として」と指示を受ける。ある晴れた日、庭でごしごし亀の子タワシで家具を洗った。引出の汚れは面白いように落ちた。
 しかし、本体の方はいくらごしごし力任せにこすっても、全く色が落ちない。落ちそうな気配もない。
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 その日はそれで諦めて、家具を干して終了。しばらくそのまま使うことにした。
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 ある時、もしかしたら例の魔法のドレッシングかアルコールで落ちるんではないか、と思い立ち、再度挑戦したが、全く変化なし。またしばらくそのまま使うことにした。
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 最近は、天板にリネンをかけてごまかしているが、すでにこの状態で数年が経過してしまっている。家具のためにもあまりいいことではないはず。そろそろまた師匠におうかがいをたてて、修復を再開しよう。
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 宣言しておかないと、きっとまた数年はこのままになりそうだから。
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by mobiliantichi | 2009-02-20 20:14 | 古民家修復  

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