リヨン観光
英語が堪能の後輩に、「今度ライオンと言う街にBossと行くのですが、どうされます?」
と言われ、良く場所も判らないまま、とりあえず参加することにしたもの。
後輩が私に期待しているのは、いつも観光面での情報収集。
下調べを始めると「リヨン観光」というHPを見つけた。
日本で語学教師をしていたリヨン出身のフランス人の観光ガイド。
早速申し込んで、「ぜひ行きたいのは、日曜日に開催される骨董市だ」とこちらの希望をメールする。
骨董市は、どうも町外れのあまり治安のよろしくない場所で開催されるイメージがあって、そこにフランス語もしゃべれないのに一人で行く勇気がなかったから。(もちろん同行する面々は全く骨董市などに興味がなさそうだし)
ガイドさんは、背中のリュックに日本語で作った資料をたくさん入れて、行く先々の歴史を丁寧にきちんとした日本語で説明してくれた。そして地下鉄に乗る時は、リュックを必ずお腹の方に大事そうに抱えていた。なんだか生真面目な日本人のような人で、要求の多いBossの奥様もすっかり気に入っていた。
旧市街には入り組んだ迷路がある。家の扉だと思っても、開けてみると中は秘密の通路。
こんなところ、ガイドさんがいなかったら、到底歩けない。
中には観光用にライトアップされた迷路もあった。
会議会議のBossを残して、背広姿で観光する部下の面々。
そして日曜日になった。しかし、私は骨董市に行く事ができなかった。
なぜなら、日曜日はBossも会議がなくて、観光したいと言われたから。
Lyonから電車でBeauneに移動。ヨーロッパ最古の病院の見学となった。
Hotel-Dieu というその病院は確かにすばらしいところではあった。
ずらっと並んだベッド。このベッドには2人ずつ病人が寝ていたらしい。
それじゃあかえって病気が蔓延しそう、、、、。
骨董市にいけなかったので、市庁舎での会議のレセプションで普段は入れない賢覧豪華な建物を見てうさをはらす。
結局Lyonでの戦利品はたった1個。
土曜日に町外れの小さな骨董市で見つけたピューターの計量カップ。
でもこのカップも、ガイドさんは生真面目に値切ってくれたから、いい思い出にはなった。
by mobiliantichi | 2009-02-16 09:29 | 海外旅行