実は私、執事を持ったことあります。

 それは2004年に友人と訪れたトルコのイスタンブールでのこと。
d0147727_19202059.jpg 旅に出る前に、トルコに店を持っていたという絨毯屋に行って、イスタンブールでのお勧めのホテルとお勧めの部屋を教えていただいた。斜面に建つそのホテルのボスフォラス海峡に面した部屋では、ベットに寝たままアジアとヨーロッパの間の海峡が眺められるという。予算の関係からそのホテルでの滞在は1泊だけになった。
d0147727_1920313.jpg 当日フロントに到着を告げると、私達が予約した部屋がまだ空いていないようで、1時間エグゼクティブラウンジで待つか、他の部屋になる、というような説明を受けた。急ぐ理由もなかったので、食べ放題のラウンジでお茶とお菓子で、のんびり待った。すると先ほどのフロントの女性と若い男性が迎えにきた。そして部屋のことで何やら英語で説明している。私の語学力ではよく解らなかったのだが、友人が「なんかスィートって言ってません?」と言う。「まさかそんなはずないでしょ。普通のツインのはずだけど、、、」そうこうするうちに、最上階にエレベーターが到着した。

 入口の扉を開けると、玄関の横にまず広い化粧室。そしてとっても広いリビング。ダイニングの横にはキッチン、その横には女中部屋。キッチンには冷蔵庫だけでなくて、洗濯乾燥機もある。冷蔵庫の中には飲み物が。奥の寝室には2つのシャワールーム付きのバスルームがあった。
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 部屋を説明してくれた若者が最後に言った。「私は執事です。なんなりと申しつけください。」
 そして私達が、彼に運んでもらうべきスーツケースさえ持っていないことにびっくりして、出て行った。私達は荷物を元のホテルに残して、デイバック1つでここに来ていたのだ。
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 私の旅先での強運は友人の間では有名。

 もちろんその日は部屋から一歩も出ないで、広いテラスの目の前の海峡を見て過ごした。全部のソファーに座って、2つのシャワーにアワのお風呂、2つのトイレも制覇した。昼食は先ほどのラウンジ(無料)で、夕食はもちろんルームサービスでも飲み物は冷蔵庫の中のもので(無料)。どうも考えることがケチくさい。
 執事に申しつける仕事を考えても、思いつくのは靴磨きぐらい。しかし、お願いしたくてもスニーカーじゃあね。

 そして1泊2日の執事付き生活は、あっという間に終わった。
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by mobiliantichi | 2009-02-11 20:55 | 海外旅行  

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