熊野自慢 その15 「色川神社」
まったく無名の神社。でもとってもすてきだと思いませんか?
父に案内してもらって、今回初めて行ってきた。
見上げれば、断崖絶壁。傍らには澄んだ小川が流れ、巨木に抱かれた古い神社。これこそ正しい日本の神社。私はそう感じた。
父は子供の頃、ここで相撲をとり、戦時中は毎日、武運長久を祈りに来たそうだ。
こんな山深い村に良くあるのは、平家の落人伝説。
ここ色川にももちろんある。この石垣は平家の子孫が暮らした屋敷跡らしい。
最近では都会から移り住む人で、人口が増えつつあるという。雑誌にも日本の原風景と紹介された山奥の村。ここが父の生まれ故郷だ。
by mobiliantichi | 2009-01-04 19:57 | 熊野自慢