218歳の大手術開始

 ついにあの最高齢の椅子の修復を開始した。
まずは分けていただいたイタリアの古い栗の木を、棒にする作業から。
これは道具を借りてきて、宿題として自宅で、ちまちま行った。
まず角材の中心から各辺に垂線を下ろして、側面に線をひく。その線を削らないように、角を落しながら円柱にしていく。
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 この作業、言うは易し、行うは難し。
何しろこの角材もかなりの年代もので、硬い。そして特に硬い部分もある。
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 なんとかできた棒を、椅子の足にあいた穴の大きさに合わせて、さらに少しずつ削って調整する。d0147727_212383.jpg
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 今回の修復では全部をばらして組み直すのではなく、足りなくて新しく作った部分を、他を崩さずに組み込む。これがとっても難しかった。師匠が少しずつジャッキで足の間隔を広げていく間に、私が間に棒をねじ込む。足を広げすぎると、どこかに何かとてつもないことが起こりそうで、、、、。d0147727_21243186.jpgd0147727_21251398.jpg
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 そして仮組みが済んで見てみると、なんだかひん曲がっている。元々まっすぐではなかったのだが、どうも酷くなっているよう。それからどうしたらいいか、よくわからないなりの、微調整が始まった。d0147727_21315873.jpg
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 そして接合部には膠を塗って、隙間にはくさびを入れて組みなおす。まっすぐな台の上に置いて、足の長さを調整すると、ピタッとぶれなくなった。
やったね。今回はここまで。

ドキドキの大手術はまだまだ続く。

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by mobiliantichi | 2008-12-06 22:31 | アンティーク  

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