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Christmas 

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 今日から12月。今月はクリスマス関連グッズを探してみよう。
 これは23年前にデンマークのロイヤルコペンハーゲン本店のB級品コーナーで買った。多分訪れたのが4月だったから、前年のクリスマスモデルだったのだろう。
最近の物をみると、日付の目盛がふってあるので、きっとこの中にいれたウィスキーだかブランデーだかを毎日少しずつ、クリスマス当日まで味わうためのものではないだろうか。
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 クリスマスの思い出の第1話は、悔しかった思い出。小学生か中学生のころ。我が家のクリスマスは詰め物をしたチキンの丸焼きが定番。中に詰めるものは、玉ねぎ、パセリ、レバー、食パン、それに栗の甘露煮だった。私はローストチキン自体も好きだったが、中に詰まったちょっと甘いスタッフィングの栗とパンをレバーをよけながら食べるのが、特に好きだった。
 その晩の食卓は、我が家に下宿していた従姉妹なども一緒で、大人達はワインを飲んでいた。綺麗なグラスに注がれた赤い飲み物は、とっても美味しそうに見えた。そこでちょっと舐めてみた。そのちょっとで、私はその晩、チキンを食べられず、一人寝室で気持ち悪さと戦う事になった。食卓から聞こえる家族の楽しそうな声をBGMにして。

 大人になってもその時の悔しさは忘れられず、スタッフィングの詰まったローストチキンは、友人達とのホームパーティーではよく作るメニューになった。例えクリスマスでなくても。なにしろさすがに一人暮らしの普段の食卓に、鶏1羽を料理しても食べきれないから。
 そして最近気がついたのだが、私は赤ワインが苦手らしい。白より赤の方が好きなので、もし飲むなら赤なのだが、グラスに1杯が限度のよう。それ以上飲むとまた悔しい思いをする事になる。大人になった今では、ワイン片手に、苦いレバーと甘い栗と肉汁のしみこんだパンを、一緒に食べる美味しさは、わかるようになったのだが。

by mobiliantichi | 2008-12-01 08:45 | アンティーク  

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