秋田はすでに雪だった
木曜日。東京は晴れて日差しが暖かかった。ふらふらと東京散歩。表参道の古着屋で懐かしいLL BEANの靴を見かける。通販にはまっていた一時期、この靴を試してみたい、と思ったものだった。店員さんが言う。「雪の日とかにいいですよ」
いまさらそう言われても、これから南国の熊野で暮らす予定の私は、全然こころ動かされなかった。
翌日は仕事で、早朝に羽田から秋田北空港に向かった。モノレールからは綺麗な富士山が見えた。空気はもう冬。
天候調査中で1時間飛行機の離陸が遅れた時から、いやな予感はしていた。
でもまだ11月。去年はたしか、年あけから雪の心配をすればよかった。一昨年の大雪の年でも、11月はまだ雪はなかったはず。
空港から 仕事場に向かうタクシーの運転手さんも、この時期にこんなに積もるのは、珍しいと言う。急な積雪で、道路も整備されていない。慎重にのろのろ運転で国道を走る。
ぐちゃぐちゃの道を歩くと、靴下と革靴の隙間に雪が入って冷たい。そして、あの店員さんの一言が思い出された。あの人は預言者だったのか、、、。
帰りの飛行機も霧のため1時間近く遅れて、空港を離陸した。今年の冬、秋田のバイトは荒れそうな予感。
その足で、あの古着屋に。その日の店員さんは、「これは今は作ってない形」「サイズもぴったり」 そんなことはどうでもいいです。雪でも平気っていいましたよね。
そして買ってしまった。
でもこの靴、裏は鎖模様があるだけ。滑らないのだろうか。
by mobiliantichi | 2008-11-24 08:25 | 国内旅行