熊野自慢 その12 「無量寺 応挙芦雪館 」

無量寺の入口の案内板のポスター。
もちろん芦雪の虎には似ても似つかないが、かわいさは伝わる。
d0147727_1928465.jpg 禅寺である無量寺は串本の町のとっても狭い通りの一角にあった。友人が運転してくれていなかったら、私には到底たどり着けないような場所。その日、どうしてもそこに行きたかったのは、芦雪の虎に会いたかったから。
上野の博物館で見た時は、芦雪の虎は応挙の虎と比較展示され、山のような人だかりの隙間からしか見ることができなかった。でも私は断然芦雪の虎が好き。
そんな虎が、なんと串本で見られるなんて、信じられなかった。
無量寺の境内にある「応挙芦雪館」は円山応挙、長沢芦雪の作品を中心に、室町、桃山、江戸時代の絵画を展示している。しかし一般の展示室にあった襖絵は写真だった。国の重要文化財に指定されている襖絵は、まるで日銀の金庫室のような(もちろんそんなところに入ったことはないが)収蔵庫に収められている。係りの女性の案内で、別棟の収蔵庫に入る。

 すばらしい。応挙の襖絵や芦雪の他の襖絵ももちろんいいが、やっぱり虎でしょ。かわいすぎる。そんな虎を触ろうと思えばなでられる距離で、堪能することができた。
 
熊野古道もいいが、ぜひ無量寺へ。
ただし雨の日は収蔵庫の扉は開かないので、写真で我慢することになる。

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 紀伊半島の先っぽには、絵画だって日本の宝がある。それもひっそりと。
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by mobiliantichi | 2008-11-12 20:00 | 熊野自慢  

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