first class

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 「パリに行くなら傘を買ってきて、かわいい傘が沢山あるから。」と友人に頼まれて以来、パリに行くと傘屋は外せない。
 ある年、ドイツに住んでいた友人の家を訪れ、一緒にベルギーに旅行して小さな骨董市にであった。そこで、この筒を買った。傘立てにしようと思って。
それからパリに行って、傘を3本買った。
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 そして日本に帰る時、私はこんな感じに中に傘を3本入れて、包装紙で包んで空港に持って行った。その頃はまだ手荷物検査は今ほど厳格ではなかった。壊れるといやだから、手荷物で機内に持ち込むことにした。
 シャルルドゴール発のエールフランス最終便は夜遅くの便で、いつも沢山の日本人がお土産を抱えて、搭乗を待っている。その日は特に団体客が多いと思ったら、個人客の私はアップグレード。人生初で、たぶん最後のfirst classになった。
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 飛行機の前方の2階で、沢山のキャビンアテンダントに囲まれた。上着や手荷物は前方のクローゼットに預かってくれる、という。よれよれのコートに細長い紙包みを抱えた私は、本当にその場に不似合いだった。でももちろん優秀なCAはそんな事は思っても顔にださず、私の荷物を受け取った。そして、やっぱり好奇心には勝てなかったのか、「これ、何?」というようなフランス語を呟いた。昔の記憶を掘り起こして、「parasol」と言ってみた。通じたのかどうかは解らないが、無事に快適に日本に帰りつくことができた。
 お酒は苦手だというのに、シャンパンやら赤ワインやら、ちょっとずつ試してみたのはもちろんだ。そうそうチーズもデザートも。

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by mobiliantichi | 2008-10-02 16:07 | アンティーク  

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