柏餅の思い出
暑い夏の日、涼を求めて、向島百花園に行った。
向島百花園はまさに東京のオアシス。どんな立派な日本庭園や、広い芝生の公園よりも落ち着くのは、普通の家の庭先に植えられた、馴染み深い植物の名前が並ぶからだろう。アメリカのターシャの庭のように。作りすぎていない、その土地にあった花々の咲く庭。
池の周りには沢山の棚が仕立ててあった。藤棚、ヘチマ、それにかぼちゃまで
太陽の光で輝く見事な柏の葉っぱを見て、柏餅を思い出した。
子供の頃、家の近くの和菓子屋の柏餅は、白が漉し餡、食紅で色をつけたピンクが味噌餡だった。私も女の子。当然ピンクの柏餅を選んだ。
そこで2つ年上の兄に聞く。「味噌餡ってなんの味噌?」
兄は言った。「馬鹿だな、そんなことも知らないのか?猿の脳みそに決まっているじゃないか。」
えっ、、、声もでない。大変な事をしでかしてしまった。
そういえば甘しょっぱい複雑な味がした。
その時以来、私は柏餅は苦手である。柏の葉っぱを見て、考えたのはそんなこと。
向島百花園はまさに東京のオアシス。どんな立派な日本庭園や、広い芝生の公園よりも落ち着くのは、普通の家の庭先に植えられた、馴染み深い植物の名前が並ぶからだろう。アメリカのターシャの庭のように。作りすぎていない、その土地にあった花々の咲く庭。
太陽の光で輝く見事な柏の葉っぱを見て、柏餅を思い出した。
子供の頃、家の近くの和菓子屋の柏餅は、白が漉し餡、食紅で色をつけたピンクが味噌餡だった。私も女の子。当然ピンクの柏餅を選んだ。
そこで2つ年上の兄に聞く。「味噌餡ってなんの味噌?」
兄は言った。「馬鹿だな、そんなことも知らないのか?猿の脳みそに決まっているじゃないか。」
えっ、、、声もでない。大変な事をしでかしてしまった。
そういえば甘しょっぱい複雑な味がした。
その時以来、私は柏餅は苦手である。柏の葉っぱを見て、考えたのはそんなこと。
by mobiliantichi | 2008-08-01 20:25 | 花と動物