シロアリ許すまじ
第1診察室は手の込んだしゃれた床だった。でもそれが災いした。飾り床は、なら材。シロアリの好みに合う柔らかい材。全部すかすかで、基礎まで食い尽くされていた。
師匠は床を元のように復元したかったようだが、予算の関係から今回は断念。他の部屋と同じ杉の床になった。確かに家具を取り除いて改めて床をみると、おしゃれだ。
ドローリーフテーブルやアールデコのブラケットに、あの床はきっと似合っただろう。
シロアリさえいなければ、この家の修復は何倍も楽で、楽しかったはず。にっくきシロアリ。
by mobiliantichi | 2008-07-24 17:40 | 古民家修復