eco house
熊野の廊下には気になるオブジェがある。よく見ると各部屋への扉近くにある。
元々のものはL字の針金だが、修復で取り付けたのはちゃんとフックの形の物だ。扉側にはこんなさりげない輪が付いている。1段高くなった和室の扉では、それに合わせて少し高い位置に取り付けてある。そうこれは ドアストッパー。
唯一、廊下側ではなくて部屋の中に開く扉では、新しくした床にこんなオブジェがある。扉にフックが、ストッパーに輪が付いていたこのドアストッパーは、こんなやり方もありだ、と主張しているように見える。
ちょっと違った役割の物もある。扉が閉まらないように、ではなくて、開かないようにするためのもの。つまり、ドアチェーン。
熊野にいる間はこのフックを活用して、すべての扉は開けっ放し。不在の時間が長いだけに、いる間は窓も玄関も開けて、空気の入れ替えを心がけている。蚊さえ我慢すれば、朝夕は夏でも気持ちのいい風が吹き抜けるecoな家だ。
by mobiliantichi | 2008-06-24 09:02 | 古民家修復