裏山の貯水池

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 昔、熊野の家では裏山に作った貯水池から水を引いていた。母は子供の頃そこで泳いだそうだが、私の記憶では季節外れの学校のプールのような緑色をした深い池で、絶対落ちたくない場所だった。昨年のゴールデンウイークに遊びに来た友人達は、無謀にも私の子供の頃の記憶を信じて裏山に登った。そして多分数十年ぶりに貯水池が人目にふれた。M氏の写真では池の真ん中にあった石橋は蔦で覆い隠されている。
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 この貯水池は湧き水を溜めたもので、田んぼ、畑、そして線路まで横断して生活用水としていた。しかし裏山の奥にトンネルが作られてから湧き水は減ってしまったらしい。田んぼには水路の残骸が今も残っている。

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 水は最終的には家の外の洗い場の上のタンクに溜められていたが、今ではこのタンクも取り外された。このタンク、金属だと思ったら中はコンクリートでできていたそうで、解体した亀さんはとても大変だったらしい。

 うっそうとした回りの木を剪定して貯水池をきれいにして、この場所が見晴らしのいいプールサイドになったら、トロピカルカクテルでも飲みながら熊野名物の夏の大花火大会をそこから見る、なんて夢の実現はまだ当分先のことである。
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by mobiliantichi | 2008-05-20 00:12 | 古民家修復  

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