古箱修復

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 昨年末に大江戸骨董市でdonumさんから北欧の箱を購入した。そして暮れの寒い日に修復のため箱を携えて八王子の師匠の工房を訪れた。前日に作ったシュークルート(ソーセージのザワークラフト煮込み)を差し入れに。何しろ師匠の店は夏は猛暑、冬は極寒、ストーブでじんわり温める料理を持っていけばきっとストーブに火を入れてくれるはず。ついでにトーストしないといけないイギリスパンも持っていく。

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d0147727_7342189.jpg 大きく欠けた部分をまず修復。木目のあった木を探し大きさを合わせて、膠を塗ってクランプ。木がくっつく間の時間は隣のセブンイレブンにトイレ休憩。何しろ師匠の店のトイレは前時代的でさすがに骨董好きな私でもできればパスしたい。完全に接着してから表面を均す。


小さな穴の場合はパテ埋めで大丈夫。
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 あっという間に時間が過ぎる。ストーブで温まったシュークルート、表面のかりっと焼けたトーストでお昼ごはん。
 
 自分でできない作業も師匠の工房なら強力な助っ人がいる。今回は壊れた蝶番を作ってくれるという。しかし「鉄は焼きを入れると堅くなる」と言って突然バーナーが火を噴き始めた時にはちょっとびっくり。工房にはよく燃えそうな乾いた木や塗料が沢山あるんですが、、、。
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d0147727_7381228.jpg 師匠に「今日中にはできないから、明日も来ることになるね」と脅かされ、スピードアップ。ステインを塗りシェラックを塗る。横の木の色と前面の板の色が近くなってきた。うっにんまり。ワックスを塗りこんで家にお持ち帰り、と思ったところで師匠のチェック。

d0147727_7375178.jpg 「このままだとまた扉が180度以上開いてしまって、蝶番が壊れるから皮ひもを付けよう」とおっしゃる。確かに紐が付いていた痕跡はあった。革を紐に切って、長さを考えて、かなり苦労して付けたら、、、、。「革は伸びるっていいましたよね」はいでもそんなに伸びるなんて、、。で真ん中でループを作って調整することに。

d0147727_7371696.jpg 最後に師匠は留め金のつくりが気になり微妙な調節をしてくれた。

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翌朝ワックスをふき取ると、古箱は生まれ変わった。

d0147727_7411251.jpg 今ではdonumさんで初めて購入した大きな木のスクープと祖父の往診鞄と伴に熊野の玄関に溶け込んでいる。

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by mobiliantichi | 2008-05-14 09:14 | アンティーク  

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