3年がかりの収穫
1年目、全く変化はなかった。
2年が過ぎたある日、1個の黒ずんだ椎茸らしき残骸を発見し、携帯で写真を撮って亀さんに報告した。自分のやり方が悪かったのではないかと気にやんでいた亀さんはとてもうれしそうだった。
3年目になった。私が不在のある雨の日、5個の椎茸が隣人に発見された。
私がどんぐりの木を見ると椎茸はすでにどんぐりの木にくっついたまま干からびて、ナメクジの通った光る粘液の跡があった。
この3月に母は熊野の家で親戚にも配れるほどの大量の大きな立派な椎茸を収穫した。焼き椎茸はとても美味しかったらしい。私が1ヵ月ぶりに熊野に行くと椎茸は全く見られず、食べられそうもないキノコが生えていた。
今回の滞在では熊野から東京に戻る日が雨。そしてここ数日は雨模様だ。きっと私がいない間にまた椎茸が生えてきているのではないか。私は椎茸にはほとほと縁がない。
by mobiliantichi | 2008-05-13 09:24 | 食べ物