額縁で遊ぼう

 熊野の家のもうひとつの特徴は部屋の窓や扉の周りの額縁だ。正式な名前をなんと言うのか知らないので、私は額縁と呼んでいる。これが同じように見えてまた少しづつ違っている。ペンキを塗っている時に気がついた。
 直線的なもの、表面がやわらかにカーブしているもの、上にさらにひさしのついたもの、2重になっているもの。
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 元々は周りに溶け込んだ感じのペンキに塗られていた額縁が多かったが、今回の修復ではペンキを塗る時にこの額縁で遊んでみた。
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 基本は窓の周りの額縁は壁と同じ色にして、扉の周りの額縁は同じ色調で明度を落とした濃い色に。ペンキの色には天井と壁と扉の額縁を同じ色度で明度を3段階に分けたものを選んだ。ほとんどの部屋は新緑のイメージでグリーン系にした。

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 トイレでは元々扉があった場所に壁を作ったので、額縁だけが飾りとして残った。この部屋と居間はブルー系にして清潔感を出した。


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 手術室から変更した居間は一部の窓を壁にして、窓も新しく木製サッシを入れた。ここでも新しい窓の周りには元の額縁を使い、足りない時は亀さんが同じものを作って取り付けた。亀さんのセンスが光る。ここの額縁にはひさしがついている。上を斜めにカットしたひさしのおかげで、ほこりが溜まるのを防いでいたのかもしれない。

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 私の部屋は壁を他の部屋で額縁に使ったグリーンにしたので、逆に額縁は他の部屋の壁の色に。暗い壁の色がなんだかとっても落ち着く。

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 元の待合室ではステインで仕上げてあった額をそのまま残した。ここは天井や額縁から他の部屋とは雰囲気の違う部屋になっている。

 額縁は天井の通気穴の飾りと同様にこの家のチャームポイントである。実は外壁の窓の周りにも額縁がついている。それはまた後ほどお見せしよう。
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by mobiliantichi | 2008-05-12 09:07 | 古民家修復  

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