San Pietro in valle

 アッシジの帰り、ウンブリアでは各駅停車の列車からバスに乗り換えて、さらにバスの終点から宿に電話して車で迎えにきてもらってやっと目指す宿に到着した。宿と隣のレストランは料理家の有元葉子さんのお勧めとして日本で雑誌で紹介されていた。
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d0147727_8112291.jpg 修道院をホテルに改装した建物にはそこここにアンティーク家具が置かれ、壁には小鳥に説教するサンフランチェスコのフレスコ画が残る。ここでも私は宿の中と周り山道に咲く沢山の花々の写真を撮ってすごした。

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 部屋の窓から見えるのは山の上の小さな塔。聞こえるのはさまざまな鳥の声。季節はずれのこの時期にこの宿に泊まっているのは数人に違いない。宿は静まり返っていた。
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 付属の教会は5世紀に建てられた初期キリスト教会を12世紀に立て直したもので、ファザードに残るロマネスク装飾を見るために沢山の旅人がわざわざ訪れるという。教会は土日の朝の10時から12時と3時から5時に開けられるため、朝からの雨にもかかわらず、沢山のドイツ人が見学に訪れていたが、10時になっても教会の鍵を持った女性は表れない。宿の人が必死で連絡を取ったところまだ家にいた彼女は雨だからと言って12時ころに登場。時間つぶしに雨上がりのぬかるみの道を散策していた私の横を、おじいさんの運転する車で通り過ぎながら、「教会を開けに来たよ」と悪びれもせず声をかけていった。ドイツ人たちは「ここはイタリア」と私に説明してくれた。d0147727_757108.jpg
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d0147727_7532499.jpg 車も自転車もない私は隣接するウンブリア料理の美味しいレストランで1泊目の夕食と2日目の昼をいただくこととなる。さすがに予算的にも給仕の女性への気恥ずかしさからも2泊目の夕食はお昼にこっそりお持ち帰りしたパンで済ませた。  d0147727_9113282.jpg


 そして3日目の朝。宿で一人窓の外に見える山を見ながら、温かくて甘いクリーム入りクロワッサンを食べ、これからは熊野で生きていこうとまじめに考えていた。
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by mobiliantichi | 2008-05-11 09:38 | 海外旅行  

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