個性的な天井
熊野の家で特に気に入っているのは、高い天井とその四隅に空いた空気穴。各部屋ごとに模様が異なっている。これは元の待合室の天井。
これは応接間の天井を正面玄関に移設したもの。部屋ごとに飾りが違うのはなぜか?大正の大工が自分の証をそれぞれ各部屋に残したのではないか。
空気穴のない天井の部屋もある。手術室はもともと飾りはあるが、空気穴は無かった。でもその飾りを生かして蛍光灯を仕込んだ照明を新しく取り付けた。ちゃんと面取りをして。この部屋の飾りは平成の大工、亀さんの証である。そう考えるとモダンですっきりしたかっこいい天井だ。
by mobiliantichi | 2008-03-03 23:28 | 古民家修復