発掘品その3 「自動車講義」

  廃屋の大掃除の時に「紙物は売れないし虫がわくから焼却したほうがいい」と言われて古本はほとんどは焼いた。畑の真ん中で焚き火をしていたらいろんな人が見に来て、気にいったものは拾っていった。その中で知らないうちに師匠が拾っていたものが「自動車講義」。数ヶ月たって、師匠はその時燃やさずに持って帰った古本の存在を明かした。
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 大正7年3月3日初版でこれは昭和2年の訂正十版である。
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d0147727_11512377.jpg 内容は自動車構造学、自動車駆動機学、自動車着火法、自動車操縦術、自動車修繕法、電気学、機械学などなど。乗用車の種類について見てみる。乗用車は使用目的に従い色々な種類があり、旅行用車は前に二人、後ろに三人、ツウリング カブといい、漫遊車と訳すべきもので、日本では幌型という。ロードスターに天蓋をつけるとクーペ、幌型の上に箱を附し、運転手の座席には横に硝子窓無き時これをリムジン、窓があるとベルリン、、、、。


 きっと車の好きな人には構造図面が面白いのかも知れないが、私には全く意味不明。ただメルセデス型という言葉が興味を惹いたので載せてみる。
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 東京の教習所の教本らしい。大正モダンな表紙がおしゃれだ。
 祖父は慶應ボーイだったから東京で自動車免許を取ったのかもしれない。でももちろん祖父が運転したところを見たことはない。母に確認すると、祖父はそんな性格ではないから、曽祖父のものだろう、と言う。 問題集つきである。曽祖父はこんな勉強もしていたのか?恐るべき明治の男である。
ひ孫の私は20年来のペーパードライバー。熊野移住にむけ、教習所に通う予定ものびのびになっている。スピード恐怖症だ。母も私も熊野の家に今まで車が置いてあるのを見たことがない。そして、今でもまだ熊野には車がない。

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by mobiliantichi | 2008-03-02 13:16 | アンティーク  

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