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シロアリおそるべし

 庭木の伐採で足場が作れるようになったので、とにかくこれ以上崩壊しないように屋根の修復をすることになった。その先どうするかはまたそこで考えよう、と両親と見解が一致。家族そろって長期間の綿密な計画性のない行き当たりばったりの性格である。
瓦をはがして土を下ろすとシロアリに食い荒らされた骨組みが。寒い地方のシロアリは屋根まで這い上がることは無いそうだが、南国のシロアリおそるべし。
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屋根を軽くするために土なしでもいいように瓦は新しくして防水シートを入れる。
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瓦の色は臙脂がかった茶色。自分としてはかなり気に入っている。
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屋根から下ろした土を使って土間を作り、中には模様として瓦を埋めた。瓦は再利用するから、となるべく割らずにおろしてもらったが、今のところ畑に放置状態。
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その瓦の一部で庭に小道を作ろう、と思い立ち、まずは勝手口の前に踊り場を作る。掘ったところに瓦を立てて埋めた。出来上がりはでこぼこ。夏には雑草に覆われる。大工の亀さんは素人のでこぼこが許せないらしく、砂を底に敷き詰めて水平をとりながら瓦を並べるように、と砂をくれた。でも今更掘り返す気にもならず、これが味なんて言っている施主である。
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屋根から下ろした鬼瓦の行き先は二転三転することとなる。その話はまたいずれ、、、。

by mobiliantichi | 2008-02-05 23:44 | 古民家修復  

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