発掘品その1 「純正哲学部門 妖怪学」

 修復作業の第1段階は廃屋内のごみの清掃だった。その作業中に色々なものが発掘された。この病院の絵葉書、曽祖父の写真、各種薬品、手術機材、白骨 etc
 医学書に混ざってこんなおどろおどろしい教科書も見つかった。d0147727_21563340.jpg
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 何冊かあったが、1冊だけ残した。これは明治30年の3版だ。医学部でこんな授業もあったのか?内容は今でいう占いだ。陰陽、占星、運気、夢占、八卦、五行、厄年厄日などという単語が目次に並ぶ。その中の相法篇。相法総論、物理的説明、心理的説明、面相論、西洋人相術、五體の相貌、人相結論とつづく。
 犯罪の種類により顴骨、腮顎、面色、眼目、口唇、鼻の特徴が表になっている。詐欺士は頭は逆立ち、顎は普通で顔色は美白唇は薄く小さくなどなど。賭博士は黒光する顔に小さい口に突き出した上唇で鼻翼は下がる。なぜか別表に道徳狂の人相もある。道徳狂って?
 しかし、漫画でもし詐欺士や賭博士を描くとしたら、そんな人相になりそうなのは、実際に当たってるのか、それとも日本人の潜在意識にこの人相学が刷り込まれているのか、、。

 和紙に墨で書いた講義ノートも多数発掘されたけれど、この講義を聞いて曽祖父がどんなことをノートに残したか。知りたいような知りたくないような。でもこの講義一度は聞いてみたい。
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by mobiliantichi | 2008-01-31 22:47 | アンティーク  

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