お盆だからかもしれない。

犬は人に、猫は家に付くという。
母屋の床下で、三毛の母猫が2年前に3匹の子猫を生んだ。1匹は白にちょっとだけ茶の斑があって、人懐っこい。もう1匹はトラ猫で、なかなかの美形。最後の1匹は足だけ白で、後は黒。こいつは警戒心が強く、めったに見かけなかった。子猫は大きくなって、母猫とは別行動をとるようになり、この夏は、母猫も子猫も見かけることはほとんどなかった。
d0147727_2191186.jpg 以前から、母猫は扉の前でお座りして、私が扉を開けて家に入る時に、すり抜けて侵入することがあった。私は、食べ物が欲しいのだろうと思っていた。昨年の夏、暑くて扉を開けっ放しにしておいたら、知らないうちに母猫が家に入り、和室の扉の前の廊下に佇み、押し入れを見つめていたことがあった。
d0147727_2163595.jpg 昨日はすべての窓を開けて空気の入れ替えをした。そして玄関から廊下に向かうと、和室の入り口から、黒に白の猫が飛び出して、隣の洋間に逃げ込んで、その窓から外にジャンプ。あの警戒心の強い子猫に違いない。今まで家の中に入ることなんてなかったのに。それに扉は閉めていたから、わざわざ窓によじ登って格子の間から侵入したに違いない。
d0147727_2173951.jpg 実は和室の押し入れには、廃屋の間も蒲団が放置されていたので、床下の穴から猫が出入りして、長い間住んでいたようなのである。古い蒲団を処分する時に、生まれたばかりの子猫と、完全に白骨化した猫を見つけた。それは数年前。
 毎年夏になると、先祖の暮らした場所に戻ってくる猫。彼らにはお盆で戻ってきている先祖の姿が見えているのではないか。あの押し入れを見つめる親子の猫の横顔。私にはそう思えた。
 彼らの祖先からの場所、取り上げるつもりではなかったのだけど。ごめんなさい。
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by mobiliantichi | 2010-08-15 22:14 | 古民家修復  

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