季節外れですが。

 先日母屋に泊った従妹が言った。夜、母屋の誰もいない2階の部屋から足音がしたと。そこは亡くなった叔父の勉強部屋だったところ。

 東京の自宅では小学生になると子供部屋で一人で寝ていた。寝る前の儀式は十字架の形になって、眼をつぶって10まで数えること。これで怖い夢は見ないはずだった。でも私の夢は変にリアルだった。
 暑い夏の夜、窓を開けて寝たら宇宙人が来た。私の枕元に立った宇宙人は100cmくらいの身長で黄色に光って「北のほうから来た」と駄洒落?を言った。私は見ると信じないといけないと思って必死で堅く目をつぶるが黄色の点滅が見えてしまう。それから窓を開けて寝たことはない。
 死神に遭遇した時のこと。なぜか息苦しくてベッドの上で眼を開けると、私の上に黒いマントを着た死神が馬乗りになり、大きな鎌を振り下ろしている。ああこれが死ぬということなのか、と思った。その時死神の肩越しに部屋の壁に飾ってあったウサギの絵をみつけ、あんなとこに絵があったっけ、と変に冷静に思った。翌朝私は生きていた。そしてウサギの絵はそこにあった。
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 夏休み田舎で1ヶ月過ごした一番の理由は大自然を満喫したかったわけではなく、12畳の部屋でおばあちゃんが一緒に寝てくれることだった。雪見障子から見えるがいかにもお化けが漂っていそうであっても、襖絵にお化けの影が映りそうであっても、隣には身長165cmで豪快で孫にはとっても優しいおばあちゃんがいてくれる。ぐっすり眠れた。
 廃屋の修復を始めてから、私はいつも母屋に一人で泊っていた。東京から来た大工さんを母屋に泊めた時、「よくここで一人寝れますね。」と言われたけど、ここなら私の隣にはいつもおばあちゃんがいるのである。
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by mobiliantichi | 2010-03-25 21:10 | 熊野自慢  

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