Che cos'e ? ⑯
皆さまはこの物体が何か御存じだろうか?
実は食べ物なのである。
亀さんにもらったこの地方では「せのみ」と言われる亀の手。(もちろん本物の亀の足ではありません。)波に洗われる岩場にへばりついているのを、そういえばみたことあるような。
茹でて中身を食べる。自然の塩味と磯の風味で、ワニの足のような見た目によらず、とっても美味しい。
でも気をつけないと、時々お湯がプシューと飛び出してくる。
お正月に両親を熊野に残して、一人イタリアに出かけていた放蕩娘が帰国して、家族3人での今年初の晩餐。美熊野牛のステーキと茹でた伊勢海老に、ワインあけて。そこに突然亀の手が加わり、地産地消のバラエティー豊かなメニューになった。(私はステーキを焼いたフライパンで作るピラフ担当)
食べきれなかった分は翌日サバと亀の手のパスタに。でもこれは失敗。アサリのように殻からフォークで取リ外すなんて具合にはいかなくて、結局一個ずつ亀の手を摘まんで食べないといけなかったから。
後日、亀さんが、「今度は一緒に船に乗って、亀の手を採りに行ってみるか?」と誘ってくれたのだが、、、。亀さんと亀の手採りってなんか微妙。
by mobiliantichi | 2010-02-04 20:32 | 食べ物