熊野自慢 その32 「産田神社」
熊野の歴史はとても古い。この神社も、弥生時代から続くという。もちろんその頃は建物なんてなかったけれど。
気持ちのいい快晴の日に、家から歩いて神社のお祭りに行ってみた。
神社で好きなのは狛犬。個性的で面白い。
熊野の冬の食べ物と言ったら、秋刀魚。そして、さんま寿司は各家庭でこだわりがあるようだ。このお祭りでは、さんま寿司を売る店が、試食用に沢山のお寿司を準備していた。皆、ここのがいいとか、昔食べた味だ、とか言いながら試食を重ねる。もちろん私も。子供のころは、酸っぱい魚の乗ったお寿司なんてあまり好きにはなれなかったけれど、今では祖母にさんま寿司の作り方を習っておけばよかった後悔している。
神社には天皇即位20周年記念に植えられたばかりのかわいらしい杉の木が。数十年後には大木になるのだろうか。
お土産は青のりのかかった粟おこし。
のんびり田舎道を歩いていたら、風景に溶け込んでいる民家発見。うすい水色がいい。空き家のようだが、壊されずに残っていてほしいと思った。
by mobiliantichi | 2010-02-03 19:58 | 熊野自慢