ボスに内緒にしている事

 それは2年前の冬。まだ東京で働いていた頃の話である。
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d0147727_195087.jpg 職場では、その年新しいボスが就任した。そのボスはちょっとミーハー(死語ですが)な人で、六本木ヒルズのホテルで7時からの勉強会を企画した。出席にうるさいボスなので、仕事場から駆けつけると、思ったより早く着いてしまった。せっかく流行の場所に来たのだから、どこかでコーヒーでも、と思ったが何でも高い。外は寒いしどうせ高いなら、とエノテカでVin chaud(暖かいスパイス入り赤ぶどう酒)を頼んだ。勉強会の前ではあったが、寒いクリスマスの定番だから。小腹もすいたので、隣のパン屋でエピを買ってちょっと摘みながらクリスマスイルミネーションを見ていた。
 その時である。視野の端になにやら転がる丸々した物体を確認。ツリーのオーナメントでも風に飛ばされたのか、と思ったら、、、、。丸い胴体には長い尻尾があった。あの大きさだと間違いない。ドブネズミかクマネズミである。超高級料理を堪能したメタボねずみ君だったのかもしれない。

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 そういえば10年くらい前の勤務地のロッカー兼休憩室にも、よく鼠が出た。今のボスが前ボスの逆鱗に触れて?左遷されその地に赴任してきた時、「鼠がでるから、気をつけて」と助言した私を、なに脅かしてるんだ、と全く取り合わなかったのだが、赴任早々遭遇したらしく、次にあった時には「ネズミ捕りの道具はどこで買ったのか?」と質問された。もちろん私は懇切丁寧に、お弁当を野良猫に分けてギブアンドテイクの関係を作っていたことを教えてあげた。それまで順風満帆だったボスはとんでもない所に飛ばされたと思ったことだろう。
 
 今やそのボスは東京のど真ん中に君臨している。ボスのお気に入りのヒルズにもやっぱり鼠がいるんですよ、ということはもちろん優しい私は今でも内緒にしてあげている。
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by mobiliantichi | 2009-12-20 19:44 | つぶやき  

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