江戸東京たてもの園 その1 「田園調布の家」
晴れた日曜日、小金井公園にある江戸東京たてもの園に行く。沢山写真を撮ってきたので、当分はこの話題が続くかも。トップバッターは「田園調布の家」。そのネーミングが俗っぽくていい。1925年(大正14年)に建てられた全室洋館の家。
番地がそのままついているのがご愛嬌。
外観はなんとなく熊野の家に似ているよう。大体同じ年代だからだろう。中に入ってみる。
玄関は明るくて、小さなベンチ、低すぎるポスト?けっこう好き。
作りつけの家具も、窓枠も扉も白一色。
白っぽいひらひらした部屋が続いた後、黒い建具はなんだか新鮮。狭いいびつな形の引き戸は、なぜ?後からつけたのか?
台所の家具は作りつけですっきり。
洗面にお風呂もすっきり。
水回りの部屋の電気の笠はみなまん丸。
サンルームに続くテラスに植えられていたのは、絶対バラのはず。田園調布の有閑マダム、柔らかくウェーブした髪で手折る花は、真紅ではなく薄いピンク。 いけないいけない空想癖が、、、。
このたてもの園、さすがに東京都がやっているだけあって、地方でみたこの手の展示よりも小道具も充実して、センスやユーモアもあるように思えた。でもちょっと違和感を感じるものも、、、、、。
年代はあっているのかもしれないが、この場所には、この家には、という違和感。でも実際の生活はそんなものだらけなのだけれど。そこがこういう展示の難しいところなのだろう。
この家で一番気に入ったのはこの床と基礎の通気孔の飾りかな。
by mobiliantichi | 2009-09-07 09:50 | 国内旅行