たぶん、一生、行けない店
たぶんかれこれ30年以上、前を通りかかる度に気になる店。
移り変わりの激しい自由が丘の結構中心にあるのに、ずっと変わらない店。
先日、熊野の仕事仲間を連れて、雑貨屋巡りをしに自由が丘に行った。
歩きまわって疲れたのだが、せっかくなので、この街にある超有名なpatisserieにケーキを食べに行った。 しかし予期した通り「6組待ち」、と言われすごすごとデニッシュを買って (ケーキ関係は熊野への6時間の長旅には保冷剤がいくらあっても心配なので)、駅に戻る途中に前を通った。
食品サンプルもメニューも変わらない。
高校の頃、仲の良かった友人が、「MAXのパイが自由が丘で一番美味しい」と言って場所を教えてくれた。 でも制服での飲食店への出入りは校則違反だったので、友人とお店に入ることはできなかった。
いつか入ってみようと思っていたのだが、メニューを見ると、高校生のおこずかいでは高すぎた。
大人になったら、と思っていたのだが、友人は音信不通になり、自由が丘は遠くなった。
そして、変化の激しい自由が丘には次から次に新しい有名店ができて、消えていった。
ドイツ菓子が好きだったアルテリーベはとうになくなり、モーツァルトもない。
そしてあのミニスカートのアンナミラーズも消えた。
それなのに、MAXはなぜ?
情報通の友人によると、素敵なマダムが手作りパイを趣味で出している店らしい。
きっと店のあるビルのオーナーなのではないか。
今までお客が入っていくのを一度も見たことはないのに、この場所で続けていけるなんて。
いやいや実はみんなが秘密にしたい絶品、究極のパイで、お忍びで裏口からセレブが
詰めかけているとか。
さて、きっと皆さん行ってみたくなったのでは?ぜひお出かけ下さい。きっと待たずに座れます。
どのくらい美味しいのかは保証できませんが、何しろ行ったことがないのだから。
でも、やっぱりきっとかなり美味しいのでしょう。
そこまで言うなら自分で行ってみたら、と言われそうだが、実は私は生クリームが苦手でして。
この食品サンプルは、私に対してはどうも来店を躊躇させる役目しか果たさない。
自由が丘のMAXの謎、どなたか解いて、私に教えてください。
by mobiliantichi | 2009-07-29 20:58 | 食べ物