動物コレクション その18: 極地の動物

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 星野道夫のアラスカを採った写真集には引き込まれる強さがある。
 短い夏に現れたアラスカの苔の大地の上のカリブーの角付きの頭蓋骨の残骸。
 イヌイットが飾るイッカクの牙のアーチ。
 アメリカ先住民の土地で朽ち果てるままになったトーテンポール。
 星野は動物写真家ではない。彼の写真には、やがて大地に還って行くものの最後の美しさがあると思う。

 若い頃から、いつかは極地に行って、氷河が海に崩れ落ちるさまを見たいと思っていた。
 極地は私にとって、最終的な目的地のような気がする。
 
 星野はクマに襲われて、命を落とした。彼もきっと大地に還っていったのだろう。
 「朽ち果てていくトーテンポールを、西洋人は博物館で保存しようとする。でもそれは違う。あるべき場所にあって、自然の営みに従うべきもの。博物館のトーテンポールを返してくれ」という先住民の訴えが彼の本で紹介されていた。

 この3点のコレクションは最近友人から頂いた物。熊野に飾って眺めていたら、今日はこんなことを思い出した。
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by mobiliantichi | 2009-07-22 22:51 | 花と動物  

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